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着物買取で買取価格が高い着物はこれ!
数ある着物の中でも、買取価格が高い着物が存在します。
高い値段で取引される着物には主に以下のような条件があります。
・フォーマルな場面で着用できる着物。
・素材が高級な着物。
・レアな着物。
どのような着物がこの条件に当てはまるのでしょうか。
正絹の着物
高い値段で買取が期待できる着物の代表格が正絹の着物です。
正絹の着物は、絹100%の布地を材料としています。
絹独特の滑らかな肌触りの質感の高さから、正絹の着物は主に留袖や訪問着といった格の高い着物に用いられます。
材料そのものの価値が高いことと、用いられる着物の格が高いことから、買取価格も高くなる傾向があります。
紬の着物
紬は、正絹と同じく絹を原材料にした織物です。
紬は、絹糸に「より」をかけて、より丈夫に織り上げています。
正絹が滑らかな風合いを特徴とするのに対し、紬は「より」をかけた糸から生まれる独特の「しぼ」を特徴とします。
フォーマルな着物に用いられることはありませんが、外出着に用いられるため利用できる場面が多く、高いニーズを誇ります。
伝統工芸品・作家物
正絹や紬以外の着物でも、伝統工芸品や作家物は高い値段で取引されます。
伝統工芸品は、日本各地で古くから受け継がれる技術と素材を用いて生産される着物を指します。
後継者不足から生産数が減っていることから希少価値が高く、買取価格も高くなる傾向があります。
作家物は、有名な着物作家がデザインや製作を手掛けた着物を指します。
主に伝統工芸の中でも高名な技師が製作したものや、有名なデザイナーが着物のデザインを手掛けたものが存在します。
洋服でいうところの「ブランド品」に相当するため、買取価格も高くなります。
着物の状態でも買取価格は変わる!高く売るポイントとは?
一方で、上記の条件に当てはまらない着物であっても、着物の状態によって買取価格は大幅に変動します。
どうすれば手持ちの着物を、少しでも高い値段で売ることができるのでしょうか。
良い状態を保つ
まず、高い値段で売る際の前提条件となるのが、着物を良い状態に保つことです。
着物は、きちんとメンテナンスすれば、数十年を経ても新品のような美しさを保つことが可能です。
一方で、メンテナンスを怠り、タンスの中にしまいっぱなしにすると虫食いや色あせによって簡単に価値が下がってしまいます。
長年着る機会のない着物であっても定期的に陰干しを行い、防虫剤と一緒に保管をするだけで、着物を良い状態に保つことができます。
帯や小物を一緒に売る
着物と一緒に、着物に合った帯や小物を持ち合わせている場合、一緒に買取に出すと高い値段がつきやすくなります。
特に伝統工芸品や作家物の場合、同じブランドの帯や小物を合わせて売るだけで、数万円単位で買取価格が変わることがあります。
証紙や落款を保管する
また、証紙や落款がついている着物は、ついていない着物と比較して大幅に買取価格が高くなることがあります。
証紙や落款は、着物の品質証明書にあたるもので、ついている着物は価値を公に証明することができます。
売る場所によって価格は段違い!買取価格が高いのはどんな買取店?
手持ちの着物を売る場合、買取査定を依頼する買取店をきちんと選ぶのも重要です。
着物は、質屋やリサイクルショップなど幅広い形態の買取店で買取を実施しています。
ですが、着物の専門知識を持っていない買取店の場合、「着物1着○円」と、着物の価値に関わらず一律の価格で買い取られてしまうこともあります。
反対に、着物の知識を有した査定員がいる専門の買取店であれば、着物の価値をきちんと査定し、適正な価格での買取が期待できます。
大切な着物を売るのであれば、着物1枚1枚の査定を行っている買取専門店に査定を依頼するのがおすすめです。